先日 震災後初めての東北へ行って来ました。
朝早めの新幹線で仙台一泊自由な丸々2日間の「お気軽旅行」でしたが
まず奥松島を訪れ あれから1年7ヶ月余りがたちましたが
復興どころか復旧もままならない現実を 目の当たりにして大震災の津波がいかに
大きな自然災害であり、TVの報道に震撼させられた昨年3月11日の状況を
改めて実感させられて来ました。
日本三景の一つ松島は たくさんに散らばる島々が津波の衝撃や高さを吸収して
幸いにして今では 遊覧船も多く 観光を盛り返しているようでした。
いくつかの観光名所にもそこそこ観光客がいて活性した印象でした 。
「松島にて」

それでも松島から 少し行った奥松島や仙石線の東名(とうな)や 野蒜(のびる)海岸方面の
災害の爪あとは 悲惨な状況でした。。。。。
家の形はあるものの人もまばら、夜ともなればきっと真っ暗 どうやら自宅はありながら
余儀なく 仮設住宅で暮らし昼間は自宅の後片付けや修理に来る生活と聞きました。
舗装されていない道路(手前)は 震災後自衛隊が作ったそうです。
と言うことは 一面の水浸しで道も無くなった状態がしばらく続き
交通が遮断されていたようです。
奥松島は漁業が主で 別荘地もあり海の観光リゾートだったそうですが
30軒の民宿は26軒が破損、見た限り地域経済が全く機能していない様子でした。
「野蒜海岸方面にて」

仙台と石巻を結ぶ仙石線の野蒜駅です。 ↓
2015年には開通予定とか、今は固くシャッターも降り時計も当時の時刻を指したままで
閑散としていました。
JR?誰が掲げたのか「走れ 仙石線」の幕がひと気のない駅舎に
妙に目立ってポジティブでしたが 地元の方たちの思いを感じました。
地震当日上り列車と下り列車の避難が 生と死の運命を分けた仙石線です。
「走れ!仙石線」

旅行中に見た一部の被災地の事でBlog更新は ちょっとためらいましたが
物見遊山ではなく 決して人ごととは思えず
いつまたどこでこの様な大規模な地震が起きるか分かりません、
どうかそんな日が絶対に来ないで欲しいことを改めて強く祈る気持ちになりました。

翌日は電車に乗り山形県は「山寺」へ 行って来ました。
芭蕉も句を読み修行僧も行脚した「やまでら」です。
紅葉には早かったですが 空気が清々しく登りきった岩山からの下界の山あいは
のどかな景色が広がった気持ちの良い景観でした。
再び仙台に戻り 駅前から運転手さんが軽快な語り口調で観光スポットもガイド役もしてくれる
乗り放題、乗り降り自由の循環バスで 仙台の街を一巡して来ました。
ちょっレトロ感あるデザインのバスでした。
「循環バス」

仙台の街、「杜の都」 私は過去に3度程しか訪れていませんが 好きなところです。
ターミナル付近は大きくとても都会 それでいながら人口が少ないせいかすっきり、
お寿司、牛タン、笹かまぼこ、もなか、美味しいものもいっぱいありました。
山寺の近くで買い求めたさくらんぼのドライ、Yさんは「蒸しパン」に入れると、
ヒントをいただいた私も さっそく作ってみました。
手抜き専門家は 「ホットケーキミックス」使用 デシタ・・・・・・。

お天気もよく 同行友人にも恵まれた充実の2日間でした。